カウブランド洗顔は、敏感肌の方でも安心して使える肌に優しい無添加の洗顔料です。
美容と化粧品の専門家のかずのすけさんの『敏感肌&乾燥肌に!お勧め洗顔料10選』にも選ばれています。
お肌への刺激を最小限に抑えた優しい処方が特徴です。
敏感肌や肌荒れが気になる方でも肌が荒れないと人気の高い洗顔料です。
しかし、刺激の少ないカウブランドの洗顔で荒れるという人もいます。
どちらが荒れるのか敏感肌の私も実際にカウブランドの無添加の洗顔を使ってみました。
カウブランドの洗顔は2種類あります。どちらも2022年秋にリニューアルしています。
- 無添加うるおい洗顔 洗顔フォーム
- 無添加泡の洗顔料 ポンプタイプ
敏感肌で乾燥肌の私がしばらく使用してみたところ一つのタイプの方で肌が荒れることがわかりました。
無添加でも無添加成分以外の成分がそれぞれ違うので肌に合わない成分で肌が荒れると思います。
カウブランドの洗顔の気になる洗浄成分の成分解析をしてみました。
この記事では、カウブランドの洗顔の無添加泡の洗顔料とうるおい洗顔の成分の違いと、それぞれの特徴・使用感のレビュー、メリット・デメリットをまとめました。
また、どっちがおすすめなのか洗顔の選び方をまとめました。洗顔選びの参考になればと思います。
肌質や肌のコンディション、季節やライフスタイルによっても肌の状態が変わります。
洗顔は自分の肌のタイプに合わせて選ぶことが大切です。
カウブランドの洗顔を使いたい方は、2タイプの特徴を比較して、メリット・デメリットを知り、自分に合った洗顔フォームを見つけましょう。
ドラッグストアでも購入できますが楽天・Amazon・Yahooショッピングでも購入できます。どちらが安いかチェックできます。
カウブランドの洗顔で荒れるのはどっち?
カウブランドの洗顔は2種類あります。
- 無添加うるおい洗顔 洗顔フォーム
- 無添加泡の洗顔料 ポンプタイプ
カウブランドの洗顔には、チューブタイプと泡タイプがあり、それぞれのタイプに応じた特性があります。
私がしばらく使用して荒れたのは、洗顔フォームのチューブタイプでした。
肌荒れの症状は、肌のゴワつき、カサカサ、口の周りが特に乾燥してしまいました。
カウブランドの洗顔はどちらもアレルギーを引き起こしやすい可能性のある添加物が無添加になっています。
しかし無添加処方でも他の成分が肌に合わない場合があります。
洗顔料の洗浄成分が強すぎたのかもしれません。肌に刺激が強い成分と肌のうるおいを取りすぎる成分を調べてみました。
カウブランド公式サイトでは
皮ふ科医による「アレルギーテスト」と「敏感肌の方によるパッチテスト」も実施し、クリアした処方のみを採用しています。
(すべての方にアレルギー・皮ふ刺激が起こらないということではありません)
引用元:カウブランド公式
すべての方にアレルギー・皮膚刺激が起こらないということではありませんと記載されています。
皮ふ刺激やアレルギーが起こる場合があるかもしれないので刺激が強く肌が荒れる成分はどれなのか知っておくと良いかもしれません。
カウブランドの洗顔の成分
2種類の主な洗浄成分の違いを比較してみました。
カウブランドの洗顔はどちらもアレルギーを引き起こしやすい可能性のある添加物が無添加で不使用になっています。
また、カウブランドの洗顔は素肌と同じ保湿成分のセラミド・ヒアルロン酸・アミノ酸(グリシン)を配合しています。
しかし、肌のうるおい成分(皮膚のバリア機能)を取りすぎる成分は何なのか成分を調べてみました。
商品の成分表示は、多く配合されている順に記載されています。それぞれの成分を調べて見ました。
無添加泡の洗顔料の成分
まずは、洗浄成分から調べて見ました。
泡タイプに1番多く含まれている洗浄成分ラウロイルメチルアラニンNaは、アミノ酸系界面活性剤です。
マイルドな洗浄力で刺激が少ないのによく泡立つ弱酸性の界面活性剤で皮膚の成分に近い弱酸性でした。
ラウロイルメチルアラニンNaは、汚れをしっかりと落としますが、保湿力が高いので、お肌のうるおい(皮膚のバリア機能)を守ります。
また、抗炎症作用もあるので、肌荒れやニキビの改善にも役立ちます。
アミノ酸系界面活性剤は刺激が少なくお肌に優しいので乾燥肌・敏感肌・エイジングケアにおすすめの成分です。
2番目に多い洗浄成分のラウロイルアスパラギン酸Na、3番目に多いラウリルヒドロキシスルタインも弱酸性で低刺激のアミノ酸界面活性剤でした。
これらは、洗浄力が弱くマイルドで低刺激なので乾燥肌や敏感肌向けの肌荒れしにくい成分でした。
4番目に多い洗浄成分ココイルグルタミン酸Naは、陰イオン界面活性剤で皮膚と同じ弱酸性で洗浄力と泡立ちが良いのと洗顔後はしっとりなめらかにします。
ラウリン酸グリセリルは、皮膚の洗浄作用としては、化学的には両性界面活性剤とみなされ、優しい成分でした。
ラウリルベタインは両性界面活性剤で、陰イオン性界面活性剤との併用で泡立ちを良くするクリーミィな泡を生成する成分です。
ほとんど弱酸性で低刺激で肌に優しい成分でした。
しかし乾燥肌や敏感肌の人は避けたほうが良い肌の刺激が強いとされるラウリン酸が入っています。
ラウリン酸は泡立ちが良いので配合していると思います。
このラウリン酸は上位に表示されていないので成分が少ないせいなのか私は肌荒れしませんでした。
少しでもラウリン酸で肌荒れする方は避けたほうが良いです。
また、DPGという保湿成分がお肌に合わない方は、注意が必要です。目にしみる場合がある成分なので目に入らないように気をつけましょう。
【DPG】は超敏感肌や肌疾患がある方は控えた方が良いです。
私は一度も目にしみたことはありません。普通の石けんの方が目にしみて痛くなります。
泡タイプは、皮膚の成分に近い弱酸性のアミノ酸系の低刺激の洗浄成分で、しっかり汚れを落として肌のうるおい成分を残してくれるので乾燥しやすい乾燥肌の方におすすめです。
しかし、泡タイプは、マイルドな洗浄能力なので皮脂汚れを十分に落とせず毛穴の汚れやニキビの原因になる場合があるというデメリットがあります。
無添加泡の洗顔料の成分 |
水 |
DPG |
ラウロイルメチルアラニンNa |
PEG-400 |
ラウロイルアスパラギン酸Na |
ラウリルヒドロキシスルタイン |
ポリグリセリン-10 |
ヒアルロン酸Na |
セラミドNG |
グリシン |
ココイルグルタミン酸Na |
ラウリン酸グリセリル |
ラウリルベタイン |
PEG-2M |
ラウリン酸 |
クエン酸 |
無添加うるおい洗顔の成分
チューブタイプの1番多く含まれている洗浄成分のミスチリン酸Kは、アルカリ性の陰イオン性界面活性剤です。
洗浄力が強く泡立ちが良い成分です。
皮膚の汚れをしっかり取るけど必要なうるおい成分(皮膚のバリア機能)まで洗浄せずお肌を守る成分です。
しかし、石けんなどのアルカリ性で肌が荒れる方には刺激が強いです。
洗浄力が強い洗浄成分は、お肌の刺激になる場合があります。
また、皮膚に吸着し残留しやすい成分で残留すると洗顔後の肌のつっぱり感やカサつき感を感じやすくなります。
洗顔前に水で顔をささっと洗ってからよく泡立てて洗顔し、しっかり洗い流すことで皮膚への残留を防ぐことができます。
時間が無い時に泡立てないで洗ったりしたら肌に刺激と荒れる原因になるのは知らなかったです。
ステアリン酸は、洗浄力が強い成分ですが肌のうるおい成分を落としにくく刺激が少ないです。
しかし、洗浄力が高いので強い洗浄成分が刺激になる場合があります。
マイルドな洗浄力の洗顔を使いたい人は、ステアリン酸が入っていない洗顔がおすすめです。
ミリスチン酸は、肌のうるおいを落としてしまいやすい成分でステアリン酸より皮膚の刺激があります。
ココイルメチルタウリンKは、適度な洗浄力で刺激が少ない泡立ち成分です。
ラウラミドプロピルアミンオキシドは、両性界面活性剤で、陰イオン性界面活性剤との併用で泡立ちを良くするクリーミィな泡を生成する成分で低刺激でした。
ラウリルベタインは、主成分の泡立ちを良くし安定させる成分で洗浄力もマイルドで皮膚と目に優しい低刺激成分でした。
コカミドMEAは、泡立ちと泡の持続性を助ける成分で洗浄力はほとんどなく刺激のない成分でした。
保湿成分のグリセリンが高濃度だと肌からも水分を奪い、逆に肌を乾燥させてしまうというデメリットがあります。
ジラウロイルグルタミン酸リシンNaは肌のバリア機能を改善する効果のある成分なのですが、私の肌のバリア機能の改善には追いつきませんでした。
刺激が強いとされるラウリン酸で肌が荒れるという方は、ラウリン酸が入っていないのでチューブタイプがおすすめです。
石けんや洗顔料は肌の汚れを落とすためにアルカリ性のものが多く、肌本来の弱酸性に戻るまでに時間がかかります。
バリア機能が低下しているとさらに肌を弱酸性に戻すまでに時間がかかってしまいます。
バリア機能が低下しているお肌には、弱酸性の洗顔がおすすめです。
カウブランドの洗顔フォームチューブタイプは、泡の洗顔料よりも刺激が強いので敏感肌で乾燥肌の人は肌に刺激が少ないマイルドな泡の洗顔の方がおすすめです。
アミノ酸系洗浄成分配合と記載されていますが、どの成分なのか調べても見つかりませんでした。
アミノ酸の成分は保湿成分のグリシンでした。
もう少し調べて見たいと思います。
無添加うるおい洗顔の成分 |
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水 |
ミリスチン酸K (石けん成分) |
グリセリン |
ステアリン酸 |
ミリスチン酸 |
ココイルメチルタウリンK |
ラウラミドプロピルアミンオキシド |
ヒアルロン酸Na |
セラミドNG |
グリシン |
ジラウロイルグルタミン酸リシンNa |
ジステアリン酸グリコール |
ラウリルベタイン |
コカミドMEA |
ベヘン酸 |
ヒドロキシステアリン酸 |
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー |
クエン酸 |
カウブランド洗顔は、敏感肌の方でも安心して使える肌への負担を最小限に抑えた洗顔料ですが、肌質によっては、無添加以外の成分が合わず肌が荒れることもあるということがわかりました。
私はアルカリ性の洗浄力が強く刺激が強い成分が肌に合わず肌のバリア機能が低下してうるおいがなくなり乾燥してしまいました。
カウブランドの洗顔の特徴とメリット・デメリット
2種類のタイプそれぞれの特徴を比較して、メリット・デメリットを知り、自分にぴったりの洗顔フォームを見つけましょう。
カウブランドの洗顔は2タイプ
- 無添加うるおい洗顔 洗顔フォーム
- 無添加泡の洗顔料 ポンプタイプ
カウブランドの洗顔はどちらもアレルギーを引き起こす可能性のある添加物が無添加で不使用になっています。
素肌と同じ肌本来のうるおいに不可欠な素肌由来保湿成分(セラミド・ヒアルロン酸・アミノ酸「グリシン」)を配合。
乾燥しがちなデリケート肌のうるおいを守ります。
低刺激なので敏感肌のデリケートなお肌でも肌荒れの心配が少ないのが特徴です。
チューブタイプと泡タイプがあり、それぞれ特性があります。
無添加泡の洗顔料の特徴
お肌への刺激の少ない 植物性アミノ酸系洗浄成分配合。
泡でお肌に負担をかけずに 皮脂や汚れをやさしく落とします。
引用元:カウブランド公式
無添加泡の洗顔料のレビュー
- ポンプタイプ
- ポンプを押すだけで泡が出る
- とても細かくやわらかい泡
- 優しく汚れを落とせる
- 洗顔を落とすのに少し時間がかかる
- 洗顔後はしっとりつっぱりません
- 目にもしみません
泡タイプの洗顔は、泡を立てる必要がないのでプッシュするだけなので簡単で使いやすいです。
ワンプッシュでは足りないので数回プッシュしています。
泡の量が少ないと肌への摩擦で肌に負担をかけてしまうと肌荒れの原因になるので泡の量は少なすぎず多すぎずほど良い量で洗顔します。
忙しい朝でも手早く使えます。細かくて柔らかい泡が肌を優しく洗い、洗顔後はしっとりになります。
メリット・デメリット
泡がやわらかいので物足りなく感じる方もいます。
洗浄力がマイルドなので汚れがすっきり落ちない場合があります。
泡タイプは、皮膚の成分に近い弱酸性のアミノ酸系の低刺激の洗浄成分で、しっかり汚れを落として肌のうるおい成分を残してくれるので乾燥しやすい乾燥肌の方におすすめです。
無添加うるおい洗顔の特徴
植物性せっけんとお肌への刺激の少ない植物性アミノ酸系洗浄成分配合。
濃密なクッション泡で、お肌に負担をかけずに皮脂や汚れをすっきり落とします。
引用元:カウブランド公式
無添加うるおい洗顔のレビュー
- チューブタイプで自分で量を調整
- 泡立てネットが必要
- 自分で泡を立てます
- お好みで弾力のある泡が作れます
- しっかり汚れを落とせる
- 洗顔後はすっきりベタつかない
チューブタイプの洗顔料は、自分の好みに合わせてきめ細かい弾力のある泡が作れます。量も自由に調整することができます。
濃密で密度の高い泡がしっかりと汚れを取り除くため、洗顔後の肌はすっきりさっぱりします。
うるおい成分がはいっているので洗顔後のつっぱり感はありません。
しっかり落とすので肌のうるおい成分まで落としてしまう場合があります。オイリー肌には合うと思います。
泡立ててしっかり汚れを落としていたらしばらくして肌が乾燥してカサカサになりうるおいがなくなってしまいまいゴワつきが出てきました。
特に口の周りが乾燥してしまいました。
洗浄力が強いので肌のバリア機能が低下してしまいました。
植物性アミノ酸系洗浄成分配合と記載されていますがアミノ酸洗浄成分をみつけられませんでした。
保湿成分のグリシンがアミノ酸だとわかりました。
メリット・デメリット
カウブランドの洗顔フォームチューブタイプは、泡の洗顔料よりも洗浄力が強いので汚れをしっかり落としてすっきりさっぱりしたい人におすすめです。
チューブタイプは自分で泡を立てなければいけないけどお好みで濃密な弾力のあるクッション泡を作れるのもメリットです。
自分に合ったタイプを選ぶポイント
どちらが自分に合うかおすすめのポイントをまとめました。洗顔選びの参考になればと思います。
洗顔は自分の肌のタイプに合わせて選ぶことが大切です。
肌質や肌のコンディション、季節やライフスタイルによっても肌の状態が変わります。
敏感肌や乾燥肌、バリア機能が低下している場合は、弱酸性の洗顔料を選ぶことがおすすめです。
季節や、朝と夜、メイク後やすっぴんの時など泡タイプと洗顔フォームを使い分けても良いですね。
洗顔後の化粧水もカウブランドを使用したい場合はこちらも参考にぜひご覧ください。
チェック≫ カウブランドの化粧水の「しっとりタイプ」と「とてもしっとりタイプ」の違いはこちら
チェック≫ カウブランドの化粧水はどこで売ってる?
カウブランドの洗顔のまとめ
カウブランドの無添加洗顔で肌が荒れる場合もあるということがわかりました。
無添加でも完全に無添加ではなく肌荒れやアレルギーが起こりやすいとされる成分が無添加になっています。
無添加成分の他の成分には洗浄成分や保湿成分がはいっています。
カウブランドの洗顔の泡タイプとチューブタイプはそれぞれ成分が違うことがわかりました。
泡タイプは、弱酸性で肌に刺激が少なく洗浄力も強くない成分が多く含まれています。
しかし汚れをしっかり落とさないので残った汚れが肌荒れの原因になる場合もあります。
チューブタイプは、洗浄力が泡洗顔よりも強いことがわかりました。
乾燥肌や敏感肌の肌質の場合は、皮膚のバリア機能の必要な成分まで落としてしまう強い洗浄力の洗顔料は、肌荒れの原因になります。
余分な皮脂や汚れをほど良く落として肌のうるおいを残すことが大切です。
肌に優しい成分で肌に刺激を与えず肌に負担をかけない洗顔を選ぶことが肌のバリア機能を低下させません。
敏感肌や乾燥肌、バリア機能が低下している場合は、弱酸性の洗顔料を選ぶことがおすすめです。
弱酸性はアルカリ性の洗顔料に比べて洗浄力が劣るので肌の状態に合わせて使い分けた方が良いです。
すべての弱酸性の洗顔料が肌に刺激がなくやさしいわけではないので、成分表示を確認し、自分の肌に合った製品を選ぶことが重要ですね。
カウブランドの洗顔を使いたい方は、2種類のタイプそれぞれの特徴を比較して、メリット・デメリットを知り、自分にぴったりの洗顔フォームを見つけましょう。